ラグビー観戦記 2015.06.27 大久保グラウンド

Okubo Ground

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 気象予報により懸念されていた週末の雨もあがり、陽光の射す明るい日となった。遠く西の空には重そうな雲も見えたが、試合終了まで雨が降ることはなかった。
 2015 春季練習試合 第4戦。ヤマハ発動機ジュビロ vs ホンダヒート。13:00 キックオフ。
 前半開始からヤマハ発動機ジュビロは試合を支配した。敵陣インゴール前まで攻め入り、激しく得点を狙う。吉沢文洋選手がうまく走り抜けてトライ。曽我部佳憲選手によるコンヴァージョンも決まり、先制する。その後もホンダヒートに反撃を許さず、ハビリ・ロッキー選手が巧みなランとステップでトライを決める。
 井本克典選手が上手い身のこなしでインゴール中央にトライ。ヤマハ発動機ジュビロの、ボールを保持する時間、敵陣でプレーする時間が長い。前半終了時には曽我部佳憲選手のドロップ・ゴールで加点する。前半のスコアはヤマハ発動機ジュビロ 22 – 0 ホンダヒート。
 後半も20分まではヤマハ発動機ジュビロのゲームだった。早川直樹選手がサイドから大きく走り込んでトライ。敵陣内での攻防を繰り返す。
 ホンダヒートにタリフォラウ・タカウ選手が投入された。敵陣インゴール直前でのスクラム。スクラムから持ち出したボールを、ホンダヒートのナンバーエイトであるフィナウ・トゥパ選手がハーフウェイラインまでキャリアする。ホンダヒートは、そのボールをトライにまでつなげた。このプレーが反撃の烽火となり、ホンダヒートの攻撃にも勢いが生まれはじめる。
 後半30分には藤井達也選手が巧みなステップでトライ。しかし、その後のホンダヒートの攻撃が凄まじい。ホンダヒートは、ペナルティーで得たタッチ・キックでゲインし、マイボール・ラインアウトからモールを押し切り、トライを奪う。フォワードの勝利だ。数分後にも、モールまで同じパターンが繰り返されたが、今度はヤマハ発動機ジュビロがホンダヒートのドライヴィング・モールを押しとどめ、スクラムで勝負して強烈に押し込んで防いだ。このように同じ轍を踏まない修正能力は大切なものだ。
 試合終了直前にホンダヒートの選手がヤマハ発動機ジュビロのディフェンス・ラインを切ってトライした。最終スコアはヤマハ発動機ジュビロ 36 – 17 ホンダヒート。安定したスタイルのヤマハ発動機ジュビロと、それに反撃して意地を見せたホンダヒート。好試合であった。

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ラグビー観戦記 2015.06.20 大久保グラウンド

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 折からの雨は止んだが、重い雨雲が上空に残っている。降雨の心配を胸に残しながら、大久保グラウンドへと向かった。フロントガラスに落ちる微小な雨粒は、沿道の樹木からのものかも知れない。
 2015 春季練習試合 第3戦。ヤマハ発動機ジュビロ vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ。13:00 キックオフ。
 開始早々に自陣深く攻め込まれた。スローフォワードによるファーストスクラムで反則を犯して、自陣インゴール直前での厳しい守備を強いられる。それをなんとか持ちこたえ、相手ペナルティーを機にボールを保持し、敵陣までボールを進める。
 敵陣インゴール直前でのスクラムでは相手ペナルティーを誘発し、認定トライで先制する。キッカーは曽我部佳憲選手。更に、フィールド中央でのスクラムでは、相手ペナルティーからタッチキックでゲイン、マイボール・ラインアウトからモールという流れでボールを運び、最後はウヴェ・ヘル選手がサイドを突いてトライを決めた。
 その後、自陣内での守備の時間が続いたが、曽我部佳憲選手のキックパスで大きく前に出た。田中渉太選手の素晴らしいランとステップでトライを決める。三菱重工相模原ダイナボアーズの反撃を受け失点し、前半のスコアはヤマハ発動機ジュビロ 19-7 三菱重工相模原ダイナボアーズ。
 後半、三菱重工相模原ダイナボアーズとの攻防が拮抗するが、ボールを大きく前に蹴ることでゲインすることができた。相手インゴール直前でのボールの奪い合いとなるが、最後は岸直弥選手がトライを決めた。三菱重工相模原ダイナボアーズも意地を見せ、激しいボールの争奪戦が続く。後半30分過ぎ、ヤマハ発動機ジュビロはパスをつなぎ、最後は粟田祥平選手がインゴールに走りこんでトライ。最終スコアはヤマハ発動機ジュビロ 33-7 三菱重工相模原ダイナボアーズ。
 大久保グラウンドは緑豊かな地である。帰路にキビタキの声が聞こえた。

ラグビー観戦記 2015.05.30 大久保グラウンド

Okubo Ground

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 晴天である。暑さが心配されたが、大久保グラウンドには適度な風があり、過ごしやすい。観客席は賑やかだ。
 2015 春季練習試合 第1戦。ヤマハ発動機ジュビロ vs 中部電力。14:00 キックオフ。
 開始早々に胸のすくようなプレーがあった。フルバックの山本将太選手が巧みなステップで中部電力の守備をかわして攻め上がり、最後は併走していたウイングの早川直樹選手がトライ。宮澤正利選手のコンバージョンも決まった。
 パスがうまくつながる。キックパスも成功して、ヤマハ発動機ジュビロに勢いがある。相手のペナルティーを誘い、フォワードがマイボール・ラインアウトからモールを組んで押し込む。押し返されればサイド攻撃だ。強いフォワードでトライ。難しい角度だがコンバージョンも決まった。
 前半20分、ウォーターブレイクの後には、敵陣インゴール前で、松本力哉選手がうまい突破を見せた。井本克典選手が相手を置き去りにして独走するシーンにも迫力があった。インゴールまで走りきってトライ。スコアに大差が開いた。
 それでもヤマハ発動機ジュビロは積極的に攻撃を続ける。宮澤正利選手のキックパスを早川直樹選手がキャッチしてトライ。気持の良い得点である。ロックのウヴェ・ヘル選手がインゴールまで走りこんでトライ。終了間際に自陣インゴール前で中部電力に攻められ、完封は破られたものの、ヤマハ発動機ジュビロ 40-5 中部電力のスコアで前半を終了する。
 後半は中部電力が意地を見せた。ヤマハ発動機ジュビロにマイボール・ラインアウトからモールで押し込むトライがあったものの、中部電力のボールを持つ時間が長い。エリアもヤマハ発動機ジュビロ陣内でのプレーが多いように感じる。
 しかし後半の半ばにはウイングの粟田祥平選手による素晴らしいランで加点した。スクラムハーフの吉沢文洋選手がインゴールへ走りこんでトライ。粟田祥平選手も更にトライを重ねる。後半途中からキッカーとなった井本克典選手は、難しい角度のコンバージョンをうまく決めた。その後もウヴェ・ヘル選手がトライ。最終スコアは、ヤマハ発動機ジュビロ 69-5 中部電力である。
 試合後、今季はじめての試合ということで、選手全員が一列に並んでの挨拶があった。主将の三村勇飛丸選手。五人の新人選手。日本代表の五郎丸歩選手、矢富勇毅選手。トンガ代表のシアレ・ピウタウ選手、マレーシア代表のデューク・クリシュナン選手。清宮克幸監督の軽妙なユーモアによる演出が楽しい。心地よい気分で大久保グラウンドを後にした。