ラグビー観戦記 2012.10.20 ヤマハスタジアム

Yamaha Stadium

 球技場へ向かう坂道には、いまだ夏が終らぬかのように、堂々とした積乱雲が浮かんでいた。快晴に恵まれたせいか、シャツ一枚でも充分に暖かい。ラグビー日和である。
 2012- 2013 トップリーグ第七節。ヤマハ発動機ジュビロ vs 九州電力キューデンヴォルテクス。2012年10月20日(土曜日)13:00 キックオフ。レフリーは細樅勇二さん。
 前回のホームゲームである9月15日は、まだ暑い最中であり、来場者全員にジュビロ・オリジナルの団扇(うちわ)が配られた。その団扇には、一枚に一名ずつ、ジュビロの選手を紹介する写真がある。私が頂いたものには、センターの井本克典選手の写真があった。今まで、あまり出場する機会のない選手であったが、今日は先発として、メンバー表に名前を連ねている。
 前半開始。その井本克典選手が前進し、早くも敵陣ゴール前での攻防となった。何回かのフェイズを重ねた後、シアレ・ピウタウ選手がトライを決める。相手の陣地にまで深く攻め込んだのであるなら、きっちりと得点して帰還することが大切だ。
 九州電力キューデンヴォルテクスは、バックスの連携が良い。ワントライを決められて同点となった。しかし、ジュビロは、大田尾竜彦選手が大きく前進し、五郎丸歩選手がトライを決める。マレ・サウ選手が走って、パトリス・オリビエ選手がトライする。コンヴァージョンは2本が決まり、ペナルティー・ゴールを1本献上した。ヤマハ発動機ジュビロ 19-8 九州電力キューデンヴォルテクスで、前半を終了する。
 後半早々、交代出場した徐吉嶺選手が、長い距離を走って気持の良いトライを決めた。左サイドを直進して、インゴールでセンターに回りこめば、コンヴァージョンも決めやすくなる。その後も、ジュビロは攻め続けた。
 フッカーの名嘉翔伍選手が前進する。フォラウ愛世選手、マレ・サウ選手、モセ・トゥイアリイ選手、トーマス優デーリックデニイ選手と、トライが続く。コンヴァージョンは4本を決め、最終スコアは、ヤマハ発動機ジュビロ 52-8 九州電力キューデンヴォルテクス。アウェイで二連敗した後だけに、嬉しい勝利である。
 さて。
 今日は、ヤマハ発動機ジュビロ「ファン交流会」の日である。ヤマハスタジアムに隣接する体育館で行われる催事であるが、今回は体力測定やゲームなどもあり、楽しめる内容であった。あまり話すことが得意ではないファンや選手にとっては、会話を始めるきっかけともなるものだろう。もちろん、ラグビーについて会話することが、もっとも楽しいことではあるが。
 ファン交流会は、選手がファンにサーヴィスする場所であるとともに、ファンが選手を励ます場所でもあるように思う。ケガをしている選手などに直接、声をかけ、励ますことができる機会は、とても貴重なものだ。ファンの声が選手の力になることを願う。