ラグビー観戦記 2012.02.05 ヤマハスタジアム

Yamaha Stadium

 曇り空ではあったが、雨の心配はなかった。私は、いつものように歩いて球技場へ向かった。予定されていたファン交流会が、インフルエンザの流行を受けて中止になっている。寒い日でもあるから、妥当な判断だと思う。
 2011- 2012 トップリーグ最終節。ヤマハ発動機ジュビロ vs ホンダヒート。2012年2月5日(日曜日)13:00 キックオフ。曇。
 前半開始早々に、ホンダヒートのフランカーがシンビンとなり、ヤマハ発動機ジュビロには数的優位を利用しての先制点が期待された。しかし、敵陣深く攻め込むもインゴールへ跳びこむことはゆるされず、そのうちシンビンは解消されて、勢いのあるホンダヒートに先制トライを奪われる。攻撃のかたちが、いまひとつ定まらないヤマハ発動機ジュビロは、相手のペナルティを得て、五郎丸歩選手のショットで得点する。30分過ぎになって、ようやく大田尾竜彦選手とモセ・トゥイアリイ選手による中央突破で、気持のよいトライが生まれた。五郎丸歩選手がコンヴァージョンを決める。
 スタジアムで観戦する者としては、バックスへダイナミックに展開するスペクタクルなラグビーを期待したいところだが、つまらないハンドリング・エラーで途切れてしまうのは、悔しいことである。バックスへの展開が確実で、相手チームに遠いエリアをも警戒させるようになれば、相対的に防御の手薄になる中央を突くことも容易になる。中央を突くシーンは後半にもあったが、そのようなプレーを可能にするのは、相手の守備意識を引っ張るほどの、ウィングまでの確かな継続の予感である。
 試合は「いきもの」のようなもので、その日、その場所になってみないとわからない。得点は、相手との実力の不均衡によって生まれるから、自分の強みを生かすとともに、その日の相手の弱みを見抜くことも必要である。また、相手の「思い込み」を誘発するために、あらかじめ大きな攻撃パターンを見せつけることも有効である。「思い込み」の逆手をとって攻撃するというヴァリエーションは、そのようにして可能になる。
 後半になっても、ヤマハ発動機ジュビロは、インゴールまでの上手い道程がつくれずにいた。それでもレフリーの真継丈友紀さんが、ホンダヒートのペナルティを丁寧に見てくれたので、五郎丸歩選手のショットで得点を重ねることはできた。ここで少しずつでも加点することにより、モチヴェーションが維持できたのかも知れない。
 後半中盤の、五郎丸歩選手による密集の突破は豪快であった。その後の中継もうまく、相手インゴール右隅への津高宏行選手のトライを生んだ。ウィングの津高宏行選手は今期初スタメンであり、会場は盛り上がった。続いて、センターの中垣裕介選手による中央へのトライがあり、最後には大田尾竜彦選手のトライがあった。大きく前方へキックしたボールをウィングにチェイスさせ、相手にキャッチされてもタックルして押えるシーンなどは、見応えがあった。
 最終スコアは、ヤマハ発動機ジュビロ 35 – 5 ホンダヒート。振り返れば失点は前半の5点だけで、後は守備が機能していたことが判る。フォワードの強さがチームの基礎になっていることは確かだ。トップリーグでは8位という成績で、近鉄ライナーズと日本選手権へのワイルド・カードを争うこととなった。その試合は、近鉄花園ラグビー場で行われる。
 とにかく、ホームゲームで勝ったことに意義がある。ホームゲームにしか足を運べないファンも多いはずだ。ヤマハスタジアムではヤマハ発動機ジュビロ の勝利を見たいものである。

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